工業製品用粉体塗装

粉体塗装は、あらゆる塗装面にて最高級の塗装を実現します。 工業用粉体塗装における重要な成功要件はコーティング層の優れた見た目と質感、高耐久性、製造プロセスの経済効率性、そして資源のサスティナブルな使用です。粉体塗装では幅広い色や表面効果を提供できます。

ワグナーは高効率な標準製品と塗装方法に合わせたオーダーメイドのソリューションを提案致します。手吹き塗装向けの製品から自動粉体塗装向けの複雑なシステムまで、揃えています。当社の製品およびシステムは多目的な塗装の可能性をはじめ、必要に応じて迅速な色替え、調合や塗装、粉体回収の作業効率化技術まで提供できます。

粉体塗装

手吹き塗装、自動塗装のどちらでも。小規模塗装のエントリーレベルのソリューションから全自動塗装システム一式まで。

お問合せはこちら

粉体塗装製品群

Gesamtanlagen

Complete systems

More info
Foerdern Aufbereiten

Feeding & preparing

More info
Applizieren2

Applying

More info
Rueckgewinnen

Recovering

More info
WICOS neu

Controlling

More info
Digitalisierung 2

Digitalization

More info
General Maintenance Manager at Atlas Eletrodomésticos

 

With WAGNER's enamel powder coating booth, we finally have the production capacity we need, and we achieve reliable, high-quality coating results.

Renato Antônio Reis

General Maintenance Manager at Atlas Eletrodomésticos

工業用粉体塗装プロセス

粉体塗装の工程は被塗物の下処理、粉体塗装、そして乾燥(硬化)のステップに分けられます。大量生産や連続生産であれば、要件に合わせて自動化の程度を調整した自動生産ラインが最適です。小規模であれば、手吹き塗装(例:PEM-X1 CG コロナ手吹きガン​​​​​​)が適しています。自動生産ラインでは必要な生産量を達成するためにも全工程が管理される必要があります。多くの場合、1時間あたりの塗装面積やハンガー数で数えられます。初期の話合いの段階から、ワグナーのスペシャリストたちが知識を生かし、利益を最大化させるサポートを行います。

表面塗装の工程

  1. 下処理: 表面の状態が塗装の品質を左右します。下処理の目的は塗装レイヤーが十分にくっつくよう洗浄し、グリースの無い被塗物にすることです。被塗物によってはサンドブラストや薬品処理が必要になります。高度な耐食性を求められる場合、粉体塗装の前に一般的な液体の腐食保護処理が施されます。
  2. 塗装: 粉体塗装で大前提となるのが、導電性のある基材です。それゆえ、金属が理想的です。仮に木材であっても、木材内部に十分な導電性を作り出すだけの水分量があれば、粉体塗装はできます。プラスチックを粉体塗装するのであれば、まず最初に表面に導電性塗装を行い、導電性を作りだす必要があります。液体塗装と比較すると、多くの場合、あまり経済的とは言えません。塗装中、被塗物は接地され、粉体は帯電します。コロナ帯電では、粉体ガンに組み込まれた高電圧カスケードによって粉体が積極的に帯電されます。トリボ帯電では、ガン内部の粉体塗装の摩擦によって行われます。今日、コロナ帯電が主に利用されています。帯電と周囲の条件の調整は非常に柔軟にできます。例えば厚い層と薄い層の場合、処理中の温度および湿度条件に関連して、構造効果、光沢効果、耐摩耗性、または完成した塗装層の密閉性が異なります。非常に滑らかな表面や大きく狭い奥行きがある被塗物の塗装を求められる場合は、トリボ帯電が採用されます。基本的にはどちらの帯電方法も手吹き、自動粉体塗装に使われます。
  3. 架橋と乾燥(硬化): 粉体塗装の最終工程においても、塗装面はまだ粉体のままです。粉体は本質的にはプラスチックと着色顔料の混合物であることから、160~200℃の温度で熱せられると溶けます。混合物内の硬化剤により硬く変化します。専門用語で硬化と呼ばれます。130~140℃の熱でも溶ける粉体もあります。これは低温粉体塗料と呼ばれます。この粉体は周囲の温度に非常に敏感で、工程全体において冷却が必要です。生産だけでなく、輸送、保管においても25℃を維持するといった具合です。ここでの決定的な要因は利益であり、つまり硬化時のエネルギー節約と必要な冷却処理にかかる追加コストの費用対効果です。

工業用塗装の応用分野

ワグナー製品群はあらゆる技術をカバーしています。手吹き塗装用のコンポーネントから、全自動のシステム一式までです。 粉体塗装は静電処理のため導電性のある材料に適しています。例えば、ステンレス鋼やアルミニウムといった金属、下処理済みの木材・MDF、もしくはガラス・セラミックといった耐熱性のある材料です。

代表的な塗装例:

粉体塗装の応用事例

ワグナーあらゆる業界、要件に合わせたソリューションをご提案します。

Explore our customer references

By viewing the video you agree that your data will be transmitted to YouTube and that you have read the privacy policy .

工業用粉体塗装の特長

  • 塗装面の高い耐摩耗性
  • 幅広い色合いと表面構造
  • 生産と塗装において溶剤塗料を使用せず、環境に優しい
  • ほぼ100%の塗料使用で、塗料ロスを最小限に抑える
  • 安全面の投資を抑えることが可能
  • システム管理者と作業者に対しても短期間の研修で十分
  • 塗料ロスを最小限に抑え、簡単な色替えが可能
  • 手吹き塗装から全自動塗装システム一式まで

工業用粉体塗装製品群

powder system e-line with pxe front

E-Line with PXE

The E-Line complete system as an entry-level solution for automatic powder coating: fast color change, process reliability and an outstanding coating.

More info
ips coating center front

IPS coating center

Powder preparation, feeding, dosing and color change are accommodated in a closed and fully automated system, that enables decisive improvements in powder coating.

More info
manual gun pem-x1 from the side

Manual gun PEM-X1

With only 490 g, the PEM-X1 is a lightweight, while also being very robust at the same time. In combination with its ergonomic design it enables fatigue-free working.

More info
tablet with coatify platform

COATIFY

Greater transparency for higher productivity: COATIFY is a web-based Internet of Things platform which allows the intelligent visualization of coating systems.

More info
display with wicos software

WICOS

WICOS, the integrated control and operating system from WAGNER, simplifies complex coating tasks. More effectively and efficiently than ever before.

More info

粉体塗装に関するよくある質問

静電粉体塗装は全ての導電性のある材質に適しています。木材内部の水分でさえ、粉体塗装に十分な導電性を作り出すことが可能です。一方、プラスチックの場合、まず粉体塗装用の導電性塗料を塗布する必要があります。

工業用粉体塗装は3つのプロセスから成ります。まず塗装の仕上がりを最大限にするために被塗物の下処理を施します。次に粉体塗装、そして塗装面の硬化です。

要件(塗装品質、耐久性、表面の構造など)に応じて、適切な表面技術が選ばれる必要があります。一般的に、ほとんどの材質が粉体でも液体でも塗装可能です。

液体塗装とは対照的に、表面仕上げの着色顔料は粉末状です。粉体塗装は静電気を用いて施します。粉体はバキュームを利用してガンに移動します。帯電することで粉体塗料が被塗物に付着します。加熱すると溶けて、最終的に固まります。